vimでのカーソル移動

キー操作で高速で快適に移動可能

テキスト編集ではカーソル移動作業が多いですね。 vimエディタでは、多くのカーソル移動をキーボードに割り当ててています。 このため、ホームポジションから手を離さずに高速に操作できます。

また、カーソル移動だけでなく、領域を指定する操作の多くは、カーソル移動と共通のキーが割り当てられています。

上下左右への移動

vimエディタでは、上下左右への1文字移動はコマンドモードでhjklの4文字に割り当てられています。 右手のホームポジション付近のキーを割り当てているため、入力しやすくなっています。 (矢印キーも利用可能ですが、上記4文字を利用したほうが高速です。)

h
カーソルを左へ移動します。
j
カーソルを下へ移動します。
k
カーソルを上へ移動します。
l
カーソルを右へ移動します。

行の先頭、末尾への移動

行の先頭、末尾への移動は、コマンドモードで0$を用います。

0
行の先頭へ移動します。
^
行の先頭(空白、タブがある場合は最初の文字)へ移動します。
+
次の行の先頭(空白、タブがある場合は最初の文字)へ移動します。
-
前の行の先頭(空白、タブがある場合は最初の文字)へ移動します。
$
行の末尾へ移動します。

単語単位での移動

hjklは、1文字ずつの移動でした。 それだけでなく、vimエディタでは、単語単位での移動ができます。

w
次の単語の先頭へ移動します。行端では次の行へ移動します。
W
空白(タブ、改行を含む)を区切りとみなして次の単語の先頭へ移動します。行端では次の行へ移動します。
b
前の単語の先頭へ移動します。行端では前の行へ移動します。
B
空白(タブ、改行を含む)を区切りとみなして前の単語の先頭へ移動します。行端では前の行へ移動します。
e
現在の単語の末尾へ移動します。既に現在の単語の末尾にいる場合は、次の単語の末尾に移動します。行端では次の行へ移動します。
E
空白(タブ、改行を含む)を区切りとみなして現在の単語の末尾へ移動します。既に現在の単語の末尾にいる場合は、次の単語の末尾に移動します。行端では次の行へ移動します。

web はハイフンやクォーテーションを単語の区切りとみなしますが、WEBは空白(タブ、改行を含む)のみを単語区切りとみなします。

日本語文書の場合も、単語単位での移動が可能ですが、主に漢字、ひらがな等の文字種の区別を単語区切りとみなすため、正確に単語単位で移動するとは限りません。

括弧間の移動

vimエディタでは、コマンドモードで%と入力すると、対応する括弧に移動するので、プログラム等の編集に便利です。

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