涙の働き

涙の仕組みとは

涙の働き、涙の三層構造、涙とコンタクトレンズの関係

涙の働きとは

涙には、目の表面を保護する働きがあります。 ばい菌やゴミ、ホコリなどが角膜を傷つけるのを防ぎます。 また、ゴミなどが入ったときに洗い流す働きをします。

また、涙は目に栄養を補給する働きもしています。 目(角膜)には血管が通っていないため、 角膜は涙から酸素と栄養をもらっています。

涙の三層構造

涙は、油層、水層、ムチン層、の三層構造になっています。

油層は、涙の外側を覆い、涙が蒸発してしまうのを防ぎます。 水層は、涙の中心となる層で、目を乾燥から守り、角膜に栄養を補給します。 ムチン層は、粘液層とも呼びます。 目の表面と水層を粘着させ、涙が流れてしまわないようにします。

涙とコンタクトレンズ

視力矯正方法はメガネかコンタクトレンズが主流ですね。 コンタクトレンズの場合、角膜の表面に薄いレンズをのせます。 このため、目からすると、目の表面に異物が浮いている状態になります。

目の表面に異物がある状態では、涙の三層構造がくずれやすいです。 このため、コンタクトレンズ使用は目が乾きやすい、と言われています。

涙とまばたき

まばたきは、涙を目の表面に均一に分布させる働きをします。 また、目に入ったゴミなどを洗い流す働きもしています。

人は通常、一分間に20〜30回程度まばたきをしています。 パソコンや車の運転などの作業中には、 まばたき回数が通常の3分の1〜4分の1程度になってしまいます。 まばたき回数が減ると、涙が行きわたらなくなり、 疲れ目やドライアイの原因になることもあります。



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