式と文

式と文の違いを知っておきましょう。

式と文とは、形式的には「;」(セミコロン)が最後にあるか無いかの違いだけですが、 意味するものが大きく異なります。 混同するとおかしなプログラムを作ってしまうので、 しっかりと確認しておきましょう。

式とは

式とは、値を持つもののことをいいます。 式は、変数、定数、関数の組合わせで作られます。 分かりにくい定義ですが、 自分でプログラムを書くうちに感覚がわかるようになります。 昔から習うより慣れろ、といいますね。 プログラミングにもあてはまります。 手を動かすことで、身に付きます。

文とは

文とは、式に「;」(セミコロン)を加えたものです。 phpでは文が処理の単位になります。 途中で改行を入れた場合でも、 セミコロンまでが一つの文として処理されます。 見やすいソースファイルを作るために、 一つの文をわざと何行かに分けて書くこともあります。


なお、式と文を区別しない言語もあります。 例えば Lisp では、関数とデータが全て式で表されるので、 式を他の式に埋め込むという、再帰的処理がしやすい。 このため、人工知能など、ヒトの知性の研究に良く用いられている。

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