低級言語と高級言語
プログラム言語の分類
ハードウエアよりのプログラム言語を低級言語と呼び、人間よりのプログラム言語を高級言語と呼びます。
低級言語と高級言語
低級言語は、コンピュータが直接読み取ることができるもので、機械語とも呼ばれ、2進数で表現される数字の羅列です。 実行属性のついているファイルの一部がこの形式でかかれています。 テキストエディタで開いてみるとわかりますが、人間が判読するのは非常に大変です。 メモリなどハードウェアの処理が直接書かれているために、人間がこれをいちいち記述するのは大変ですね。 そこで、私たちがプログラミングするときは、次に紹介する高級言語をたいてい利用します。
高級言語は、人間が理解しやすいように設計されているプログラミング言語で、命令が英単語をもとに作られていることが多く、低級言語と比べると私たちの言葉に近いです。 そのため、書かれたプログラム(ソースと呼びます) を直接コンピュータが処理するわけではなく、コンパイラあるいはインタープリタ(詳細はコンパイラ言語とインタープリタ言語を参照)を使用して低級言語に置き換える、という作業が必要になります。 なお、「プログラミングする」というときには、高級言語を使ってプログラムを書くことを意味するのが一般的なようです。
低級言語と高級言語の違い
わかりやすいように、具体例で説明しましょう。 例えば、「PHP入門」という本があったとしましょう。 人間になら、「この本のタイトルを覚えてください」といえば(命令すれば)、覚えてもらえますね。 高級言語の場合は、「変数[タイトル]に『PHP入門』を格納してください。」という感じになります。 低級言語の場合はさらに、「ハードディスクの最初の個所に『P』を記録し、2番目の個所に『H』を記録し、、、」という感じになります。
このように、低級言語はコンピュータの動作により近く、高級言語は私たちの日常使っている言葉により近い、という違いがあります。 この違いはあくまで程度問題なので、中間に属するものもあります。 例えば、C言語は高級言語ですが、低級言語により近い言語です。
なお、低級言語、高級言語の差はプログラミング言語の難しさ(習得の難易度)とは直接は関係しません。
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