URLの仕組み

URLとリンクの貼り方

webと関係の深い URL、ドメイン、ハイパーリンクの解説です。 直接役立つ知識ではないですが、web作成者は知っておいたほうがいいでしょう。

URLとは

URLとは、uniform resource locator の略で、HTMLファイルなど、web で使用されるデータの場所を示すものです。 実世界の「住所」に相当します。

HTML では、<a href="URL">の形でリンクを貼ることができ、クリックするだけでそのページ(または画像)を見ることができます。 文書内に別の文書へのリンクを貼ること、またそのリンクのことを、ハイパーリンクと呼びます。

URLの仕組み

URL は、以下のような構造になっています。

プロトコル名 :// (サブドメイン) ドメイン / フォルダ / ファイル
https://php-web.net/web/url.html

プロトコルとは、通信の規約のことで、webサーバーとの通信には、http が使用されます。 また、暗号化通信を行う https が用いられることもあります。

ドメインは、ドメイン取得者が自由に名前を付けられ、右側に組織の種別を表す略称がつきます。 略称には、会社を示す co.jp や、教育機関を示す ac.jp などがあります。

ドメインは、早いもの勝ちなので、既に取得している人がいない限り、自由に付けることができます。 なお、ドメイン取得には、ドメイン管理費用として、年1,000〜10,000円程度かかります。 費用はサービス会社により異なります。

サブドメインは、ドメイン所有者が好きなものをつけることができます。 www になっていることが多いですが、他の名前でも良く、また無しでもかまいません。

フォルダ、ファイルは、サーバー上の名前が使われます。 大文字小文字を区別するので注意しましょう。

ファイル名を省略した場合、デフォルトでは index.html が読み込まれますが、 index.html が無い場合、フォルダのファイル一覧が表示されます。

絶対参照と相対参照

URL は、絶対参照と相対参照があり、絶対参照は、上で説明した http://〜 という形式です。 相対参照は、今見ているファイルからの位置を記述する形式です。

相対参照の場合、同じフォルダのファイルはファイル名を書くだけで参照できます。 下のフォルダの場合は、「フォルダ名/ファイル名」となります。 上のフォルダの場合は、「../ファイル名」となります。 「../」は、Unix で上のフォルダを指示する記号で、web サーバーでも同じ意味になります。 また、現在のフォルダは、Unix では「./」で指示されるので、同じフォルダのファイルは「./ファイル名」が正式な形ですが、「ファイル名」だけでも参照することができます。

リンクを貼る場合、もちろん絶対参照と相対参照のどちらの形式も可能ですが、相対参照の場合は、訪問者がページを保存した場合に、リンクが正しく機能しないことがあるので注意しましょう。

日本語ドメインとは

URL はアルファベットしか使えないのですが、punycode と呼ばれる方法を利用して、日本語(ひらがな、カタカナ、漢字)を英数字に変換することで、擬似的に日本語のドメインでアクセスできるようになります。

日本語ドメインを punycode 変換すると、xn-- で始まるアルファベットの文字列になります。 DNS 等では、この変換後の文字列がドメイン名として利用されます。

ブラウザでウェブサイトを閲覧するときは、日本語ドメイン名でも変換後のドメイン名でもサイトにアクセスすることができますが、まだ日本語ドメイン名には対応していないブラウザもあるようです。

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